
まず今日(6月10日)の振り返り
昨日の1392円の大反発から一転、10日の東京株式市場で日経平均は前日比1237円安の6万4179円と大幅反落しましたよ。CPI発表を控えた持ち高調整の売りが相場下落に拍車をかけ、下げ幅は一時1600円を超えましたよ。「昨日あれだけ戻したのに今日また1200円安か……」と思った方も多いですよね(笑)。本当に今週は一日ごとに相場がひっくり返りますよ。
そして今夜発表された米CPI(消費者物価指数)が、予想以上に深刻な数字でしたよ。2026年5月の米消費者物価指数は前年同月比4.2%上昇と、2023年4月以来3年ぶりの高い数字となりましたよ。3月にイラン戦争が始まり、石油価格の高騰などがインフレを押し上げていますよ。 「4.2%」というのがどれだけ衝撃的かというと、FRBのインフレ目標が2%なんですよ。その2倍以上の物価上昇が続いているわけですから、FRBは「利下げなんてとんでもない、むしろ利上げを検討しなければ」という状況に追い込まれているんですよ。これが株式市場にとって最大の脅威なんですよね。
明日(6月11日)の相場予想——「CPI爆弾×SQ日」の最悪の組み合わせ
正直に言うと、明日は相当厳しい一日になる可能性が高いと思っていますよ。理由は大きく3つあるんですよ。
理由① CPI4.2%という爆弾が直撃する
市場予想では前年同月比4.2%への加速が予想されており、特にコアCPIの上昇が粘着性への懸念を強める可能性があって、予想を上回るコアインフレは長期金利上昇とハイテク株への圧力を強めますよ。今夜の米国市場がCPIの結果を受けてどう動くかがまず最初の焦点ですよ。CPI4.2%という数字は市場予想とほぼ一致しているようですが、「わかってはいたけど改めて確認した」という形で売りが出やすいですよ。特に米国株先物は夜間取引で早くも下落しているようで、明日の東京市場は厳しい寄り付きになりそうですよ。
理由② 明日は6月メジャーSQ
6月12日(金)は株価指数先物とオプションの清算日が重なるメジャーSQの算出日ですよ。SQ週は先物やオプションの需給によって日経平均が上下に振られやすくなりますよ。SQというのは簡単に言うと「先物やオプションの精算日」のことで、大口投資家や機関投資家が保有しているポジションをこの日の価格で決済するんですよ。それが明日の木曜ではなく金曜日なのでSQ前日にあたる明日も、需給が荒れやすい状況が続くんですよ。SQ通過後となる6月12日以降、海外短期投機筋は売り転換してもおかしくないと市場関係者も指摘していますよ。 理由③ 中東情勢が再び緊迫化
米国によるイランへの報復攻撃を受けて中東情勢の緊張が一段と高まっており、投資家のリスク回避姿勢が強まりましたよ。原油先物価格の上昇も景気先行きへの警戒感を高めていますよ。中東情勢の緊迫化は原油高→インフレ加速→利上げ懸念という悪循環につながるので、株式市場にとって二重三重の悪材料になってしまっているんですよね。
専業トレーダーの今夜の判断
今夜のCPI4.2%という数字を見た瞬間に「明日は逃げ場なし」と覚悟しましたよ(笑)。保有していた残りのポジションを今夜のうちにさらに落として、現金比率を8割近くまで引き上げましたよ。
「せっかく持っていたのに」という気持ちはもちろんあります。でも今の局面は「勝ちに行く相場」じゃなくて「負けを最小限にする相場」なんですよね。CPI4.2%、SQ前日、中東緊迫化という3つの重石が重なっているときに無理にポジションを持ち続ける必要はないと判断しましたよ。
反省点があるとすれば、もっと早く——具体的には6月3日の最高値をつけた時点で——大きく利確しておくべきだったということですよ。あのときPERが25倍を超えていたのを見て「高いな」と思いながら、欲が勝って半分しか売らなかったんですよね。「半分でいいか」という中途半端さが、その後の急落で余計なダメージを食らう原因になりましたよ。株はこういう中途半端な判断の積み重ねが一番怖いですよ(笑)。
心者向けポイント3つ
① CPIが「予想通り」でも株が下がる理由を理解しよう
今回のCPI4.2%は市場予想とほぼ一致していましたよ。「予想通りなら織り込み済みで株は動かないんじゃないの?」と思いますよね。でも今の相場では「予想通りに悪い数字が確認された」こと自体が売り材料になりやすいんですよ。「もしかしたら良い数字が出るかも」という期待が剥落するからなんですよね。これを「アク抜け失敗」と言いますよ。
② メジャーSQとは何か、なぜ相場が荒れるのか
メジャーSQというのは3月・6月・9月・12月の第2金曜日に行われる、先物・オプションの大きな決済日のことですよ。大量の先物やオプションがこの日の日経平均の価格で強制的に決済されるため、その価格をめぐって大口投資家が激しく売買するんですよ。結果として一日の値動きが普段より大きくなりやすい、というのがSQ日の特徴ですよ。初心者のうちはSQ週は「様子見」を基本にするのが無難ですよ。
③ 「現金も立派な投資判断」という考え方を持とう
今の相場のように「何を持っていても下がる」という状況では、現金のままでいることが最善の選択肢になりますよ。「株を持っていないと損した気分」という感覚は誰でも持ちますが、嵐の中で舵をとるより港で嵐が過ぎるのを待つほうが賢明なことも多いんですよ。相場が落ち着いてから改めてポジションを作っても遅くはないですよ。「休むも相場」という格言、今週ほど実感できる週はないですよ(笑)。
明日の想定レンジと注目ポイント
今の状況を整理すると、明日の日経平均の想定レンジは6万2500〜6万4500円とかなり広めに見ておく必要がありますよ。弱気シナリオでは6万2500円前後まで下押しする可能性もありますよ。強気シナリオとしては、SQ通過による需給改善と売られすぎからの自律反発で6万4000円台を維持できる展開ですが、確率は4割程度と低めに見ていますよ。
明日の注目ポイントはSQ算出時間(午前9時〜10時)の動きですよ。ここで大口の売買が集中するので、前場の荒れ方で後場の方向感が決まりやすいですよ。前場に大きく下げたあと後場に戻すのか、それとも前場から売り一色で終始するのか——まず前場の動きを慎重に確認してから判断してほしいですよ。
今週は本当に修行のような相場でしたよね(笑)。来週からFOMCという次の大イベントがありますが、まずは明日のSQ日を無事に乗り越えることが最優先ですよ!
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